2014/09/26
気になる一言
カテゴリ:ブログ
こんばんは
ひろ歯科クリニック 溝口 です。
さて、今日はたまに患者さんから言われる事で、
気になっていることについてお話ししたいと思います。
それは、「私は何もわかりませんので、全て先生にお任せします。」
といった類の発言についてです。
これは一見、我々医院を全面的に信頼していただいている感じがして、
悪い発言ではないように思われるかもしれません。
ただ、このような発言の根本には、自分自身の身体に起こっている
病的な状態に対して、そもそもの原因を追求せず、
その病的状態からの改善に、自分自身の責任を放棄しているような
ニュアンスが感じ取れます。
当院ではこの発言に対してのお答えは、
「それは困ります。病気はそれでは治りません。〇〇さんの事は〇〇さんに決めていただきます。我々はそのお手伝いをするだけです。」
と申し上げます。
このお答えの根本にある考えとして、
「歯周病など病気は、その病気を惹き起こした人自身が治さないといけないし、治す意識改革がないといけない」
というものがあります。
そもそも病気とは、
その人の食生活の問題であったり、生活習慣の問題であったり、心の問題であったり、
その人自身の生き方に、何かしら問題があったから起こることがほとんどだと私は思います。
例えば歯周病では、ただ歯周病菌がいるから歯周病になるといった問題ではなく、
歯周病菌が増えやすい食べ物を頻繁に食べたり、
増えた菌を減らすための対応(ハブラシや歯間ブラシなど)を怠ったり、
ストレスをためる生活や、タバコを吸って免疫力を下げることをしたり、
こういった全体的なバランスが崩れるから、歯周病という病気が発症するものなのです。
だから、「先生に全てお任せ」と言われても、
上記のことは我々では改善できず、その患者さんに改善していただかないと、
治るものも治らないということなのです。
我々にできることは、
何で歯周病になったのか、どうやったら歯周病を克服することができるか、
といった知識をお伝えすること、
患者さん自身ではできない事をお手伝いすること(歯石を取ったり、噛み合わせを良くしたり)、
健康な状態をご自身で感じていただき、
不健康になりそうになったらご自身で気づく力を身につけて頂くお手伝いをすること、
歯周病が安定したら、それを維持するためのお手伝いをすること(メインテナンスなど)、
といったあくまで患者さんのお手伝いでしかないということです。
病気を通して、もっと身体に目を向けることが大切であり、
身体の声を聴けるようになるのが一番の理想だと思います。
歯周病や虫歯といった病気に向き合うことで、
健康に対する意識を少しでも上げていただければ、当院としては嬉しいかぎりです。
ひろ歯科クリニック 溝口 です。
さて、今日はたまに患者さんから言われる事で、
気になっていることについてお話ししたいと思います。
それは、「私は何もわかりませんので、全て先生にお任せします。」
といった類の発言についてです。
これは一見、我々医院を全面的に信頼していただいている感じがして、
悪い発言ではないように思われるかもしれません。
ただ、このような発言の根本には、自分自身の身体に起こっている
病的な状態に対して、そもそもの原因を追求せず、
その病的状態からの改善に、自分自身の責任を放棄しているような
ニュアンスが感じ取れます。
当院ではこの発言に対してのお答えは、
「それは困ります。病気はそれでは治りません。〇〇さんの事は〇〇さんに決めていただきます。我々はそのお手伝いをするだけです。」
と申し上げます。
このお答えの根本にある考えとして、
「歯周病など病気は、その病気を惹き起こした人自身が治さないといけないし、治す意識改革がないといけない」
というものがあります。
そもそも病気とは、
その人の食生活の問題であったり、生活習慣の問題であったり、心の問題であったり、
その人自身の生き方に、何かしら問題があったから起こることがほとんどだと私は思います。
例えば歯周病では、ただ歯周病菌がいるから歯周病になるといった問題ではなく、
歯周病菌が増えやすい食べ物を頻繁に食べたり、
増えた菌を減らすための対応(ハブラシや歯間ブラシなど)を怠ったり、
ストレスをためる生活や、タバコを吸って免疫力を下げることをしたり、
こういった全体的なバランスが崩れるから、歯周病という病気が発症するものなのです。
だから、「先生に全てお任せ」と言われても、
上記のことは我々では改善できず、その患者さんに改善していただかないと、
治るものも治らないということなのです。
我々にできることは、
何で歯周病になったのか、どうやったら歯周病を克服することができるか、
といった知識をお伝えすること、
患者さん自身ではできない事をお手伝いすること(歯石を取ったり、噛み合わせを良くしたり)、
健康な状態をご自身で感じていただき、
不健康になりそうになったらご自身で気づく力を身につけて頂くお手伝いをすること、
歯周病が安定したら、それを維持するためのお手伝いをすること(メインテナンスなど)、
といったあくまで患者さんのお手伝いでしかないということです。
病気を通して、もっと身体に目を向けることが大切であり、
身体の声を聴けるようになるのが一番の理想だと思います。
歯周病や虫歯といった病気に向き合うことで、
健康に対する意識を少しでも上げていただければ、当院としては嬉しいかぎりです。