2016/12/09
妊娠中は虫歯になりやすい?
カテゴリ:ブログ
こんばんは
ひろ歯科クリニック 溝口 です。
当院にも、妊婦健診にて多くの方が来院されます。
よく質問されることに、
「妊娠中は虫歯になりやすい?」ということがあります。
妊娠中は、赤ちゃんの分もカルシウムがたくさん必要ですが、
そのせいで虫歯になるかどうかは、医学的に証明されていません。
しかし、食事の量が増えたり、体温が上がることで、
妊婦の口の中は普段よりも虫歯になりやすい状態なのは確かです。
ではこれから、妊娠と「虫歯になりやすい環境」との関係を、一緒にみていきましょう。
①お口の中がネバっこくなる
妊娠中は、唾液の酸性が強くなり、口の中のネバリ気が強くなります。
普段よりも歯垢がたまりやすい状態ですので、
歯磨きは妊娠する前よりも時間をかけてする必要があります。
甘いものや、歯にくっつきやすいものを食べたあとは、
なるべくすぐに歯を磨いたほうがいいでしょう。
口をゆすぐときも回数を多めにして、水ではなくぬるま湯を使うとよりきれいになります。
②妊娠したかなと思ったら歯の検診を
お母さんの体には、妊娠することによる負担だけでなく、
妊娠中にもほかの問題が起きることもあります。
たとえば、親知らずが突然痛みだすことも…。
最近、奥歯のあたりがムズムズするとか、歯に痛みがあるなどの症状があれば、
なるべく妊娠前に歯の検診を受けておいたほうがいいでしょう。
③ホルモンバランスも歯に厳しい?
妊娠中に特に歯が痛くなったり、歯茎がはれやすくなる理由は、
ホルモンバランスの変化が影響しているとも言われています。
歯の痛みは「もうちょっと休んでほしい」「もうちょっと栄養がほしい」というサインです。
痛みだしたら歯のケアと同時に全身も労わってあげましょう。
④歯肉マッサージを習慣に
歯を磨くとき、歯ブラシを使って歯茎をマッサージすると、
歯茎の血行がよくなり歯周病の予防になります。
でも、あまり強く行うと歯茎が傷ついてしまうので、
清潔にした指でマッサージする方法もあります。
口内へ指を入れることに抵抗がある人は、頬の外から指先で歯茎のあたりを
ポンポンとリズムよくタッピングしてもいいでしょう。
これならテレビを見ているときにも出来て、習慣にしやすいですよ。
⑤妊婦の多くが歯周病にかかっている
虫歯はないはずなのに、 なんとなく歯が痛いような気がする人は、
歯周病や知覚過敏になっているかもしれません。
ある調査によると、妊婦のおよそ7割が
なんらかの歯周病にかかっているという結果が出ています。
間食・ストレス・睡眠不足などの生活習慣によって、
妊娠前から歯周病だった人は、妊娠後にひどくなることも考えられます。
自分もそうだと思ったら、歯磨きのケアを真剣に取り組んでみましょう。
もし症状がひどいようなら、歯科で診察を受けることをおすすめします。
「きちんとケアして健康的な妊婦生活を!」
ここまでで、妊娠と歯の健康について、少しでもお分かりいただけたかと思います。
妊娠中は、体もだるく、何をするのも億劫になってしまうと思いますが、
歯磨きは歯茎までできるだけ丁寧に行いましょう。
ひろ歯科クリニック 溝口 です。
当院にも、妊婦健診にて多くの方が来院されます。
よく質問されることに、
「妊娠中は虫歯になりやすい?」ということがあります。
妊娠中は、赤ちゃんの分もカルシウムがたくさん必要ですが、
そのせいで虫歯になるかどうかは、医学的に証明されていません。
しかし、食事の量が増えたり、体温が上がることで、
妊婦の口の中は普段よりも虫歯になりやすい状態なのは確かです。
ではこれから、妊娠と「虫歯になりやすい環境」との関係を、一緒にみていきましょう。
①お口の中がネバっこくなる
妊娠中は、唾液の酸性が強くなり、口の中のネバリ気が強くなります。
普段よりも歯垢がたまりやすい状態ですので、
歯磨きは妊娠する前よりも時間をかけてする必要があります。
甘いものや、歯にくっつきやすいものを食べたあとは、
なるべくすぐに歯を磨いたほうがいいでしょう。
口をゆすぐときも回数を多めにして、水ではなくぬるま湯を使うとよりきれいになります。
②妊娠したかなと思ったら歯の検診を
お母さんの体には、妊娠することによる負担だけでなく、
妊娠中にもほかの問題が起きることもあります。
たとえば、親知らずが突然痛みだすことも…。
最近、奥歯のあたりがムズムズするとか、歯に痛みがあるなどの症状があれば、
なるべく妊娠前に歯の検診を受けておいたほうがいいでしょう。
③ホルモンバランスも歯に厳しい?
妊娠中に特に歯が痛くなったり、歯茎がはれやすくなる理由は、
ホルモンバランスの変化が影響しているとも言われています。
歯の痛みは「もうちょっと休んでほしい」「もうちょっと栄養がほしい」というサインです。
痛みだしたら歯のケアと同時に全身も労わってあげましょう。
④歯肉マッサージを習慣に
歯を磨くとき、歯ブラシを使って歯茎をマッサージすると、
歯茎の血行がよくなり歯周病の予防になります。
でも、あまり強く行うと歯茎が傷ついてしまうので、
清潔にした指でマッサージする方法もあります。
口内へ指を入れることに抵抗がある人は、頬の外から指先で歯茎のあたりを
ポンポンとリズムよくタッピングしてもいいでしょう。
これならテレビを見ているときにも出来て、習慣にしやすいですよ。
⑤妊婦の多くが歯周病にかかっている
虫歯はないはずなのに、 なんとなく歯が痛いような気がする人は、
歯周病や知覚過敏になっているかもしれません。
ある調査によると、妊婦のおよそ7割が
なんらかの歯周病にかかっているという結果が出ています。
間食・ストレス・睡眠不足などの生活習慣によって、
妊娠前から歯周病だった人は、妊娠後にひどくなることも考えられます。
自分もそうだと思ったら、歯磨きのケアを真剣に取り組んでみましょう。
もし症状がひどいようなら、歯科で診察を受けることをおすすめします。
「きちんとケアして健康的な妊婦生活を!」
ここまでで、妊娠と歯の健康について、少しでもお分かりいただけたかと思います。
妊娠中は、体もだるく、何をするのも億劫になってしまうと思いますが、
歯磨きは歯茎までできるだけ丁寧に行いましょう。